道灌家族の謎

2020年1月19日 (日)

太田六郎の謎

ここでいう六郎とは、道灌状に「同名図書助・同六郎」と

記されている人物である。

 

「六郎」とは、道真の名乗りである。

そうだとすれば、彼は太田家の中心に近い人物と考えられる。

 

この二人は、これまで兄弟と考えられていた。

たしかに図書助は道灌の弟資忠であろう。

しかし、六郎は道灌の弟なのだろうか。

 

彼は、資忠の息子で「名字を譲られ候」と資武状にかかれた甥なのではないか。

太田六郎が、道真からも認められた太田家の跡継ぎだったとすれば

「甥が跡継ぎとなり、その死後別の甥(資家)が跡継ぎとなった」

という資武状の証言の通りなのである。